協同組合や物流系企業でETCカードの運用担当をしている方、こんにちは!

高速道路のETC専用化について以前、以下の記事にしましたように、 2020年7月2日に実施された国土交通省の「国土幹線道路部会」では、「導入手順や概成目標時期を明示したロードマップを策定の上、料金所のETC専用化を進める」という方向が打ち出され、2020年9月25日に発表された「中間とりまとめ」においては、「導入手順や概成目標時期を明示したロードマップを策定し、料金所のキャッシュレス化・タッチレス化を計画的に推進すべきである」と示されました。

高速道路の料金所のETC専用化に向けた検討について(国土交通省)

それを踏まえ、2020年12月17日に、国土交通省は、「ETC専用化等に向けたロードマップ」を策定したと発表しました。

内容は、「都市部は5年、地方部は10年程度での概成を目指す」というものでした。

国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より
国土交通省発表資料より

ETC専用化は、都市部で5年、地方部で10年を目安に計画的に実施し、一部料金所で試行的に開始しながら順次拡大していく方向とのことでした。

NEXCO各社は、2021年度は、数か所で導入し、2025年度には7~8割程度まで拡大し、2030年度頃に全線で実施。

首都高速においては2021年度に30か所程度で導入し、2025年度までに160か所(約9割)まで順次拡大し、2030年度頃に全線で実施。

阪神高速 においては2021年度に5か所程度で導入し、2025年度までに110か所(約8割)まで順次拡大し、2030年度頃に全線で実施。

予想したよりも早いページで実施するようですね。

非ETC車に対しては、カメラでナンバーを読取り、事後徴収するイメージとのこと。ETC普及促進策としては、車載器購入助成デポジット型のETCパーソナルカードのデポジット下限の引き下げを検討しているようです。

今回の発表が高速道路会社6社同時発表だったことを踏まえると、かなり事前に調整した上でのロードマップ策定のようです。これは着々と進みそうですね。

引き続き、注目していきます。