ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2023年1月20日、国土交通省ならびにNEXCO各社から発表があった「深夜割引の見直し」の中で、多くの方が意外と抜け落ちている点について解説したいと思います。
高速道路、ETCカード、ETC割引の最新情報をメールで欲しいとお思いの方へ
「深夜割引の見直し」については以下をご参照下さい
多くの方が意外と抜け落ちて点ですが、それは
400km超の長距離逓減制の拡充
です。多くの方が「深夜割引」に注目しているかと思いますが、
「長距離逓減制の拡充」は、「深夜割引」とはまったく別のETCの登録に関わらず全車に関係がある料金体系の変更です
料金体系については、以下の記事でまとめているので、ご参照下さい。
以下の図が現行の料金体系の計算式です。
上記、計算式の「長距離逓減率」という部分が今回の見直しに対応する箇所となります。(※4)のところですね。
今回の長距離逓減制の見直しの目的は、「長距離利用の通行料金負担増を軽減すること」です。そのために400km超の走行を対象に「長距離逓減制」の拡充を行うというものです。
以下、具体的な見直し内容です。
現行の「長距離逓減制」は、深夜割引は別途適用の上で、
・100~200km:25%引き
・200km以上:30%引き
になっています。
これが「長距離逓減制の見直し」のよって以下に変更となります。
・100~200km:25%引き
・200~400km:30%引き
・400~600km:40%引き
・600~800km:45%引き
・800km以上:50%引き
400km以上の走行は、一律で現状よりも割引になり、特に1000km以上の走行に対する5年程度の「激変緩和措置」を含めるとさらに大きな割引となるため、長距離を走るドライバーがより大きな割引を受ける変更となります。
「長距離逓減制の見直し」は、2024年度中の予定とされていますが、2023年1月20日に、国土交通省ならびにNEXCO各社から発表された内容をもとに、今後詳細を詰めていくとのことなので、「深夜割引の見直し」とともに注目していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。