ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
2022年8月に「圏央道の横浜湘南道路の2024年度開通、高速横浜環状南線の2025年度開通が困難になった」と国土交通省、NEXCO東日本より発表されたと以前、お知らせしました。
その後の進捗はどうなったのでしょうか?
2022年12月末、2023年12月末時点の進捗状況を以前ご紹介しました。
それから約1年、2024年12月時点ではどこまで進んだのでしょうか?
結論としては、
「横浜湘南道路」は、シールドマシン1号機は進捗なし、シールドマシン2号機が約1,400m堀進しました。
「横浜環状南線」は、モグるんが1,000m以上堀進した結果、上り線、下り線の両方の堀進が完了、現在モグるんの引き抜き作業を実施中。ほりまるは約500m堀進しました。

「横浜湘南道路」の進捗状況ですが、
シールドマシン1号機(青)は、2022年12月21日時点で、約2,600m堀進と進み、回転立坑に到達した後、2024年1月時点で進んでおらず、「マシン整備中」とのことでしたが、2024年12月時点でも状況は変わっておりません。
2024年6月に開催された「横浜湘南道路トンネル技術検討会」では、シールドマシン1号機が支障物との接触により、シールドマシンならびにシールドマシン設備の両方でかなりのダメージを受けた結果、多数の損傷と劣化が見つかり、その補修・整備に時間を要していることが公表されました。
シールドマシン2号機(赤)は、2022年12月21日時点で、約180mの初期堀進が完了し、2023年12月末時点では、約1,400mまで進み、2024年12月時点では、約2,785mまで堀進完了と順調に進んでいます。

「横浜環状南線」の進捗状況ですが、
「モグるん」は、2022年12月時点で、約1,400m堀進し、回転立坑に到達した後、Uターンし、2023年12月時点で、回転立抗から115m堀進していましたが、2024年11月15日に「発進到達立坑」に到達したことにより、上り線、下り線の両方の堀進が完了し、現在「発進到達立坑」から「モグるん」の引き抜き作業を実施しており、その後、「モグるん」の解体と立坑内の内部構築作業へ移るスケジュールとなっています。

「ほりまる」は、2022年12月19日時点で、約679m堀進だったのが、2023年12月時点では、1,000m以上堀進して回転立抗に到達。2024年12月時点では、Uターンして約468m堀進したとのこと。

新たな開通時期に関しては、トンネル堀進状況等を踏まえて改めて公表する
とされていましたが、現状では、
新たな開通時期の公表はありません。
外環道もそうですが、トンネル工事は難易度が高く、地域の安全・安心を最優先にすると開通時期の見通しを立てるのが難しいのかもしれません。早期開通を願っています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。