ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、北九州高速道路の料金徴収期間を10年延長すると福岡北九州高速道路公社から発表されたことについてご案内したいと思います。

北九州高速道路の料金徴収期間は、もととも2043年7月までと定められていましたが、北九州高速の大規模修繕等の実施に伴い、国土交通大臣からの認可を受け、料金徴収期間を10年延長し、2053年7月までとしたと発表がありました。

料金額に変更はありません。

以下、福岡北九州高速道路公社からのプレスリリースです。

福岡北九州高速道路公社

NEXCOや首都高速、阪神高速などでも同じですが、現在「高速道路の更新・進化・財源」が大きな問題となっています。

「国土幹線道路部会」は「高速道路の更新・進化・財源」をどのように議論しているのか?

理由は、高速道路をつくってから時間が経過し、橋梁やトンネルなども含め想定よりも劣化が激しく、耐久性が低下している箇所が散見されるようになったことです。

今回の北九州高速道路の場合は、北九州高速1~3号線の橋梁やETC設備、交通管理センター等の施設の大規模修繕のための財源として、料金徴収期間の延長となったというものです。

事業費は、橋梁と施設を合わせて約400億円となっています。

北九州高速の料金徴収期間は、当初30年間(2023年まで)に設定されました。その後、2000年に2033年まで10年間延長し、さらに2006年に2043年まで10年間延長され、今回3回目の延長となりました

さらに、北九州市が無料道路として整備を進めてきた「戸畑〜枝光」間は、財政状況などを踏まえ、北九州高速に組み込んだ上で有料化する方向で検討されています。

この「高速道路の更新・進化・財源」の問題は根深いですね。