協同組合や物流系企業でETCコーポレートカードの運用担当をしている方、こんにちは!

今回は、高速道路料金の大口・多頻度割引の利用額の一部還元令和3年3月走行分まで3カ月延長されたことについてお話したいと思います。(ETCコーポレートカードが対象です)

まず、過去の経緯ですが、以前、記事にしましたが、新型コロナの影響を受け、NEXCOでは、大口・多頻度割引における契約者単位割引が発生しなかった場合の救済措置を実施しておりました。

高速道路料金の大口・多頻度割引の利用額の一部還元について(救済措置あります!!)(追記あり)

令和元年11月から令和2年1月までの期間、三ヵ月連続で大口・多頻度割引の契約単位割引が適用されていることを条件として、令和2年2月から当面の間当該割引が適用されなかった事業者に対し、還元処置をする、となっておりましたが、2020年10月14日発行のNEXCOのお知らせにて、この救済措置は、「令和2年12月利用分」まで適用となり、令和3年1月利用分からは適用されないことになりました。

大口・多頻度割引の新型コロナウイルス感染症への緊急対応について(令和2年12月走行分までの適用となりました)

しかし、全日本トラック協会を中心に、還元措置を令和3年1月以降も延長すべきだという意見があり、 全日本トラック協会は、令和2年11月6日、日本貨物運送協同組合連合会とともに、国土交通省に対して、「高速道路料金の大口・多頻度割引利用額の一部還元措置について令和3年1月以降継続の緊急要望書」を提出しました。

大口・多頻度割引の新型コロナウイルス感染症への緊急対応について(令和3年1月以降~)

その結果、本日(2021年2月16日)、日本貨物運送協同組合連合会のHPにて国土交通省からの発表で高速道路料金の大口・多頻度割引の利用額の一部還元令和3年3月走行分まで3カ月延長される旨がリリースされております。

日本貨物運送協同組合連合会のHPより

2020年10月にNEXCOが令和2年12月走行までと期限を区切りましたが、2021年1月に入って緊急事態宣言が発出されたことに伴い、緊急事態宣言が発出中の2021年3月走行分まで還元措置が延長されたのではないか個人的には考えています。

契約者単位割引が適用されなかった事業者(企業、組合)の方は、今後、請求書をよくご確認いただいた上で、救済措置の終了期日についてもご認識頂ければと思います。

追加情報があれば、追記します。

NEXCOからの資料