ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2025年5月13日に発表された阪神高速の「営業状況と事業進捗状況」についてご紹介したいと思います。
阪神高速の現在の中期経営計画については以前、記事にしました。
2024年度の営業状況は?
2024年度の営業状況ですが、阪神高速では、2024年6月に料金改定を行い、その結果、通行台数、料金収入ともに前年同期比に比べて増加しています。
- 交通量:101.7%
- 料金収入:104.0%
2024年6月に実施した料金改定の内容は以下をご参照ください。

事業進捗状況は?

阪神高速では、現在ミッシングリンク解消に向けて以下の4つの整備を推進しています。
- 淀川左岸線(2期):4.4km
- 淀川左岸線延伸部:7.6km
- 大阪湾岸道路西伸部:14.5km
- 名神湾岸連絡線:2.4km
それぞれの進捗状況ですが、「淀川左岸線(2期)」は、大阪・関西万博会場へ向かうシャトルバスのアクセスルートの整備が完了し、海老江地区及び豊崎地区の工事を継続して実施中とのこと。
「淀川左岸線延伸部」は、豊崎地区で地中障害物撤去工事、堤防・トンネル一体構造区間で仮堤防設置に向け国と調整、トンネル部で設計検討を実施しているとのこと。

一番距離が長い「大阪湾岸道路西伸部」は、駒栄地区で開削トンネル工事、六甲アイランド地区で橋梁の橋脚及び基礎工事、新港・灘浜航路部で海上長橋工事の詳細設計を実施しているとのこと。
「大阪湾岸道路西伸部」については、2024年12月に事業費が5,000億円から6,740億円に増額となったことが発表されています。

最後の「名神湾岸連絡線」については、共同事業者である国とNEXCO西日本と役割分担を調整し、予備設計業務や構造検討などを実施しているとのこと。

阪神高速は、現在開催中の大阪・関西万博との取り組みなども多数実施しており、2025年度は幅広い取り組みを実施しているようで、民営化以降、毎年実施している「お客さま満足度調査」を2025年度は6月に実施すると発表しています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。