ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
2023年6月14日にNEXCOからETCコーポレートカードの走行明細データ有料提供サービスを利用している組合・法人に対して「適格請求書等保存方式(インボイス制度)開始に伴う有料提供データサービスにおけるサンプルデータの差替及び補足について」という案内がありましたので、気になる点をご紹介したいと思います。
少しテクニカルな内容ですので、一般のカード利用者の方は無視して頂いて結構です。協同組合のご担当者やシステム関連の方に向けた情報となります。
「ETCコーポレートカードの走行明細データ有料提供サービス」については、以下をご参考にしてください。
ETCコーポレートカードの利用に係る走行明細データの有料提供サービスとは?
今回の案内のポイントは以下の2つです。
1.走行明細データ(OTMEISAI2)のサンプルデータ差替
2.明細補足情報データ(OTINFO2)における出力イメージの補足
NEXCOからの案内は以下の通りです。



今回、より気になったのは「明細補足情報データ(OTINFO2)における出力イメージの補足」の方ですね。
「別紙2」の資料ですが、複数の課税対象年月に該当する調整額が発生した場合のデータサンプルが記載されていますが、そもそも調整額自体がレアケースであるのに、そのレアケースの中でさらにレアケースです。ただし、可能性としてはありえるので、プログラムとしては条件分岐として対処する必要があります。
問題は、同じカード単位管理番号が複数レコード発生することですね。おそらくですが、今回この対応についてシステム修正をしないと、後のレコードがデータを上書きする後勝ちなどのミスが発生する可能性が高いですね。複数レコード対応として、加算集計するようにしないといけないですね。
たしかにインボイス制度の対応として「課税対象年月」が必要というのはわかるのですが、どんどん複雑になってきますね。
以下、その他参考リンクです。
ETCカードのインボイス(適格請求書)とは?
「ETC利用照会サービス」とは?
SAやPAにある「ETC利用履歴発行プリンター」からインボイスは印刷されるか?
インボイス制度の「2割特例」とは?
インボイス制度の「少額特例」とは?
インボイス制度の「公共交通機関特例」とは?
最後まで見ていただき、誠にありがとうございました。